移行支援OBメンバー Hさんの一週間
かるみあの就労移行支援の利用を経て、現在は企業で働いているOBのHさん(30代男性)。
Hさんがかるみあを利用していた頃の一週間の様子をご紹介します。
就労移行支援の一週間(ステップ4)
ステップとカリキュラム詳細はこちら:かるみあ移行支援のステップとカリキュラム
移行支援OBメンバー Hさんへのロングインタビュー
現在はかるみあを卒業し、一般企業へ就職したHさん。
Hさんがかるみあの就労移行支援に在籍していた頃のロングインタビューです。
Q:移行支援で受講する中で、自分にとって大事だと感じるカリキュラムは何ですか?
A:今の自分にとっては、自己分析がとても大事だなと思っています。
自分のことを普段そこまで深く考えることがなかったので、移行支援の中で自分自身で考えることと、カリキュラムで職員の方が一緒に考えてくださるので、大事だなと感じました。
具体的にプラスになったことはいっぱいあったんですけど、職員の方から、自分は「正直なところ、素直なところ」があると言われたのが嬉しかったです。
Q:かるみあの移行支援を利用して良かったと思う事を教えてください。
A:まずは生活リズムが整えられたところが良かったです。
Q:移行支援の中でもプライベートでもどちらでも構いませんが、今チャレンジしてみたいことはありますか?
A:まずは就職、という頭があります。あとは、結婚して家庭を持ちたいとはずっと思っています。
Q:作業訓練をする中で、かるみあ社内と施設外でやっていて感想の違いはありますか?
A:社内で行う業務は、いつも顔を合わせている方たちとなので気楽さがあるかなと思います。
施設外は初めて行く場所もあるので緊張感がありますね。一番は気持ちの違いです。
Q:移行支援やかるみあを利用して、以前と考えや行動が変わった部分はありますか?
A:自分は我が強いので、何でも一人でやりたいと思うほうでして、そういう考えで今まで仕事をしてきたんですが、
移行支援やかるみあに来て、みんなで助け合いながら仕事をする達成感を経験して、「みんなでやり遂げる」ということを学びました。
Q:かるみあやそれ以前の就職先での仕事で、くじけそうになったりうまくいかないと感じたりしたことはありますか? またそういったときに、持ち直すきっかけになったことは何ですか?
A:何度かあります。自分の考えと周囲の人との考え方が違ったときに、「なんで」と思ってしまい、そこで自分の悪い癖として、ちゃんと理由を聞かずに投げ出してその場から立ち去る行動をとってしまって。そういう形で挫折したことは何度もあります。
持ち直すきっかけとしては、やはりスタッフの方に相談することで解決できました。
Q:「相談」は、かるみあに来てできるようになったこととして捉えてもいいんですか?
A:はい。今までは相談する相手が、ぱっと思い浮かぶだけでも1人や2人だったんですが、今はその倍以上ですね。5人以上は確実にいます。
Q:今後も就職した後等も色々大変なことが出てくると思うのですが、人と接する上で大事にしたいことや気を付けていきたいことはありますか?
A:自分の正直な気持ちを包み隠さず話す、ということだと思います。相手を信用して話す。
Q:今後、移行支援の利用を検討している人に対して、こういう目的でやってほしい等メッセージやアドバイスはありますか?
A:まずは、やっぱり目標をしっかり持ってほしいですね。
あとは、責任感ですかね。
「自分がやる」という気持ちを持ってもらいたいです。
誰かにやってもらう、誰かに助けてもらうのではなく、「自分でやる」という気持ちを持ってもらいたいですね。
――ありがとうございました。